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Channel: ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~
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中川博之氏楽曲紹介109 たまき・ゆり「夜の落し子」「都会のカモメ」

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〽荒れた素顔に厚化粧 私は 私は 夜の落し子〽

 

 歌唱のたまきゆり氏は、1973年キャニオンから環(たまき)ユリ名義で『銀座の落葉』なるシングルを残し、その4年後にクラウンからリリースしたのがこの『夜の落し子』という作品。

 

 夜の都会の片隅に生きる女性を歌った、やさぐれ感全開の歌謡曲です。

 

 アレンジ自体はどちらかと言えばあっさりとライトな感覚ですが、歌詞・メロディ・歌唱が場末感満載。

 

 特にたまきゆり氏の歌唱は、サビ部分から女の情念がこもったと言うか、どこか切羽詰まった歌い方になっており、こちらも思わず唸らずにはいられない仕上がりです。

 

 

 B面『都会のカモメ』も、A面程ではないですがこちらもやさぐれ感漂う作品。

 

 ただこちらは、シャッフルのリズムをベースに、軽快感があるメロディとなっています。

 

 しかし、曲全体に退廃的且つ乾いた雰囲気をまとい、一人別れた男に想いを馳せながらも、どこか男女間の色恋を達観したような女性の心情を表しています。

 

 

【レコードデータ】

レコード会社:クラウンレコード

レコード番号:CW-1687

発売日:1977年8月?日

A面 『夜の落し子』

B面 『都会のカモメ』

両面とも 作詞:遠山すばる 作曲:中川博之 編曲:安形和巳

 

 

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