4地域の女性を歌う・・・ ラブ・サントス「酔いしれてラブ・ナイト」
〽シャララ シュルル シャララ 酔いしれて〽 ホスト系ムードコーラスグループの部類に入る、ラブ・サントスというグループ。 やや低音気味の甘いボーカルがこのバンドのサウンドを作り上げていますが、この『酔いしれてラブ・ナイト』もこのバンドらしい甘いムードコーラス作品となっています。 1番から4番までありますが、その各コーラスにおいて1地域、合計4地域の女性を歌っているのが特徴。...
View Article黒沢明とロス・プリモス カバー曲の世界 「小指の想い出」
〽あなたが噛んだ 小指が痛い〽 1967年発表の、伊東ゆかり氏の代表曲『小指の想い出』。 昭和を彩る名曲の一つですが、この作品を第1次クラウン時代の黒沢明とロス・プリモスがカバーしてる音源がありました。...
View Article札幌を歌うグループ、ナイツサッポロ「私のあなた」
〽私のあなた ミスターダンディ〽 グループ名からしてローカル色の印象の強い、岸田まさあきとナイツサッポロの『私のあなた』という曲。 音を聴くだけなら自主製作という印象は少なく、恐らくちゃんとした(?)プロのスタジオミュージシャンを使って伴奏を録ったものなのかもしれません。...
View Article瀬川節とムード歌謡の融合 瀬川瑛子「横須賀ブルース」【神奈川】
〽ヨコ文字通り ヨコスカは 夢追う女の 港町〽 「演歌の人」というイメージが強かったので、個人的には今までほぼノーマークだった瀬川瑛子氏。 ただ、1980年発売の『横須賀ブルース』のレコジャケが横須賀のネオンをボカしたようなムード歌謡を期待させるものでしたので、どんな曲なのか聴きたく、今回はその音源が収録されているCDを購入。...
View Article中川博之氏楽曲紹介107 三浦弘子「つまみ喰い」「倖せなのね」
〽今頃どこかで つまみ喰い 悪いくせが 又 でたようね〽 1975年に牧陽子名義で歌手デビューした、俳優・三浦友和氏の実姉三浦弘子氏(本名)。 本名名義に変えてリリースされたのが、この1978年発売の『つまみ喰い』というシングルレコード。 中川氏とのタッグによる楽曲は以前当ブログで取り上げた、牧陽子時代の1976年発売の『本牧ディスコティック』以来2年振りとなります。...
View Articleシスコン気味(?)の兄の心情を歌う ジ・アーズ「いもうと」
〽薄い胸して やせた肩して 泣くな いもうとよ〽 クールファイブ系路線のムードコーラスグループの一つとして挙げることが出来る、ジ・アーズ。 前川清と森進一の歌い方を合体させたような嶋浩氏の破壊的なリードボーカルは、聴取者にそのインパクトを鮮明に脳裏に植え付け、このグループのハードさを印象付けます。 そんなハードなグループである彼らのシングルに『いもうと』なる作品が存在します。...
View Article横浜ー神戸ー長崎へ・・・ 銀河「港えれじい」
〽あゝ噂の糸 たぐりながら たどり着いた横浜に いないあなた〽 前回紹介しましたジ・アーズは、ビクターで4枚のシングルを出しその後解散。 そしてメンバーを変え、”銀河”とグループ名を変えキャニオンレコードからリリースされたのが、この『港えれじい』という曲です。...
View Article南部直人とラブ・ロマンス「アディオス銀座」
〽アディオスあなた愛してる アディオス銀座〽 ジ・アーズ、銀河、アローナイツといったクールファイブ系路線のグループがこの南部直人とラブ・ロマンスです。 A面の『あなた横浜わたしは神戸』はモロにクールファイブ路線の楽曲。 ただ一方B面に配された『アディオス銀座』はセンチメンタルなメロディーが特徴的なムード歌謡らしい典型的な作品。...
View Article抒情歌謡曲 ルル「下駄ころ日暮れ」
〽あした天気にておくれ、と 下駄を投げたら 裏が出た〽 1977年発売のこのレコード。 ルル(ジャケ裏のプロフィールから本名、出身地はバリバリの日本人なのですが・・・)という何とも不思議な芸名、その珍しさに目を引かれ買ってしまったレコードです。 ジャケットの雰囲気、曲名から抒情的な歌謡曲かな?と想像していましたが、正にその通りでした。...
View Article三善英史「関門海峡」【山口、福岡】
〽風に未練の・・・風に未練の 関門海峡 たそがれ港〽 『関門海峡』というタイトルの曲は、他にも日本音楽著作権協会の検索データベースで調べるだけでも、10曲弱ほどあるようですが、ここでは2002年発売の三善英史氏による『関門海峡』を取り上げたいと思います。 関門海峡の桟橋を舞台に、愛する男が旅立つのを見送る女性側の視点に立った内容。...
View Article瀬川映子(現:瑛子)「西大寺ブルース」【岡山】
〽赤いネオンが ああ 今日も夢呼ぶ 西大寺〽 西大寺とは、現在は岡山県岡山市東区にある広域地区。 元々は西大寺市という独立した市で、『西大寺ブルース』が発売された1969年に岡山市に編入、廃止されましたが現在でも西大寺という名前は残っています。 『西大寺ブルース』は、瀬川瑛子(当時は映子名義)氏の5枚目のシングル。...
View Article相葉秀男・木村幸子「下町錦糸町恋の街」【東京】
〽ハートがゆれてる ハートがゆれてる 下町錦糸町 恋の街〽 ジャケットから漂う自主製作の香りが何とも言えません。 『下町錦糸町恋の街』は、黒皮羽生という方の歌う『嗚呼男鹿半島』という曲のB面に配された作品。 A面がド演歌だったのに対し、B面の『下町錦糸町~』はアレンジがややロック調のムード歌謡デュエット曲。 3コーラス構成で、1番は男性ソロ。...
View Article宮内ひろしとブルーシャンデリー「抱きしめて横浜」【神奈川】
〽夜霧の街角 もどり道 想い出 山の手 抱きしめて 横浜〽 バンマス名が、某アクション俳優さんと同姓同名ですがもちろん別人。 ブルーシャンデリーは、1981年の『寝顔』という曲でデビュー。 その翌年に発売されたのがこのレコードとなります。 『君にジェラシー』という曲のB面に収められた『抱きしめて横浜』は、ゆったりとしたムード歌謡。...
View Article菅野ゆたか、篠路圭子「札幌City Light '87」【北海道】
〽いつか花咲く 恋が落ちてる 北の夜〽 森雄二とサザンクロスのリードボーカルだった菅野ゆたか氏が、ソロ歌手として再デビューを飾ったのが、クラウンから1987年発売された『妹よ』というシングルでした。 そして、同年に発売されたのが、今回紹介する篠路圭子氏とのデュエット曲『札幌City Light '87』です。...
View Article中川博之氏楽曲紹介108 美川憲一「花冷え」「あじさいの花」
1996年に作曲家・中川博之氏の作曲生活30周年記念盤として発売された、アルバム・「美川憲一ベストコレクション-幸せになりたい・花冷え-」。 このアルバムには、過去発売された「美川+中川」コンビネーション作品の代表的楽曲を収録。...
View Article「山口の夜」~第一夜~ ザ・リンクス
〽あなたに幸せあげたくて あゝ山口の恋の夜〽 ジャケットの雰囲気からムード歌謡コーラス・・・というよりはパープルシャドウズや末期のブルーコメッツ辺りを匂わせる、ザ・リンクスというバンド。 ジャケット裏のプロフィールを読みますと、山口市・防府市を中心に活躍していたアマチュアのフォークポップスバンドとの事。...
View Article中川博之氏楽曲紹介109 たまき・ゆり「夜の落し子」「都会のカモメ」
〽荒れた素顔に厚化粧 私は 私は 夜の落し子〽 歌唱のたまきゆり氏は、1973年キャニオンから環(たまき)ユリ名義で『銀座の落葉』なるシングルを残し、その4年後にクラウンからリリースしたのがこの『夜の落し子』という作品。 夜の都会の片隅に生きる女性を歌った、やさぐれ感全開の歌謡曲です。 アレンジ自体はどちらかと言えばあっさりとライトな感覚ですが、歌詞・メロディ・歌唱が場末感満載。...
View Article「山口の夜」~第二夜~ 小野哲明
〽雨が誘うの 山口の夜 逢ってゆこうか あの人に〽 前々回紹介しました、ザ・リンクスの『山口の夜』のレコードと共に購入した、こちらは小野哲明という方の歌う『山口の夜』という曲。 同名異曲というヤツで、リンクスの『山口の夜』は後期GSチックな作風だったのに対し、小野哲明氏の『山口の夜』は演歌。 岩国、徳山、下関を舞台に、忘れえぬ女性を想う男の心情を綴った歌です。...
View Article中川博之氏楽曲紹介110 瀬川瑛子「新潟ブルース」「夜の落し子」
〽今日も霧がふる 万代橋よ〽 1967年に黒沢明とロス・プリモスと美川憲一氏との競作で発売された『新潟ブルース』。 ムード歌謡の名曲を瀬川瑛子氏が1981年にシングルでカバー。 ロスプリと美川バージョンは、それぞれアレンジが異なる形でリリースされていましたが、この瀬川瑛子盤はロスプリバージョンのアレンジを踏襲。...
View Article特捜最前線「私だけの十字架」原曲作品
〽風がふけば 港に 船はかえり来るけど〽 ネットで調べてみると、このレコードは1970年発売らしいのですが詳細は不明です。 早坂絃子という方の『電話』というシングルのB面に収められた『あの人は』。 この曲、実はこの記事のタイトルにあるようにテレビドラマ「特捜最前線」の主題歌・『私だけの十字架』のタイトル違いの同一曲。...
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