〽いらっしゃいませ 久しぶり 今夜はとくべつ 冷えますね〽
このレコードは、1976年11月5日中野サンプラザホールにて開催された、美川憲一氏のリサイタル実況録音盤となります。
美川憲一氏のオリジナル作品や、1976年当時における歌謡界のヒット作をプログラムに入れたラインナップの中に、恐らくこのリサイタルの為に作られたと思われるのが、LPのタイトルにもなっている『女が階段をのぼるとき』。
このリサイタルではバックに生バンドを配し、美川氏が歌唱を披露するスタイルが基本なのですが、この『女が階段を~』では伴奏のスタイルが他のものとは音質が異なり、恐らくあらかじめスタジオ録音された音源を伴奏にして、美川氏が歌われていると思われます。
ヨーロッパの映画音楽を彷彿とさせる洒落た切ないメロディー。
中川博之氏の真骨頂とも言える音作りとなっています。
リサイタルのラストに相応しい、全体的に落ち着いた作風でもあります。
歌い終わりに、美川氏が「おやすみなさい、おやすみなさい・・・」と言いながらリサイタルが終わる模様が何とも言えない余韻をリスナーに残してくれる逸品です。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:GW-6193
発売日:1976年?月?日
A面
1.『さそり座の女』 作詞:斉藤律子 作曲:中川博之 編曲:小野崎孝輔
2.『お前さん』 作詞:阿久悠 作曲:丹羽応樹 編曲:小野崎孝輔
3.『ひとり泣く夜のワルツ』 作詞:矢野亮 作曲:吉田矢健治 編曲:小野崎孝輔
4.『艶歌川』 作詞:千家和也 作曲:浜圭介 編曲:小野崎孝輔
5.『メランコリー』 作詞:喜多条忠 作曲:吉田拓郎 編曲:小野崎孝輔
6.『わかって下さい』 作詞曲:因幡晃 編曲:小野崎孝輔
7.『お待ちしてます』 作詞:星野哲郎 作曲:叶弦大 編曲:小野崎孝輔
B面
1.『柳ケ瀬ブルース』 作詞曲:宇佐英雄 編曲:小野崎孝輔
2.『想い出ぼろぼろ』 作詞:阿木燿子 作曲:宇崎竜童 編曲:小野崎孝輔
3.『駅』 作詞:丹古晴巳 作曲:叶弦大 編曲:小野崎孝輔
4.『一番列車の女』 作詞:ちあき哲也 作曲:彩木雅夫 編曲:小野崎孝輔
5.『カスマプゲ』 作詞:(1,3番)星野哲郎、(2番)朴椿石 作曲:朴椿石 編曲:小野崎孝輔
6.『さよなら』 訳詞:山上路夫 作曲:J.R.THOMAS 編曲:小野崎孝輔
7.『女が階段をのぼるとき』 作詞:小谷夏 作曲:中川博之 編曲:竜崎孝路
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