〽しかめ面して タバコをくわえ
爪にヤスリを かけてるあいつ〽
これは大変カッコいい曲!
俳優・三浦友和氏の実姉、牧陽子(このシングルの後、本名の三浦弘子と芸名を変更しますが)氏のソロ作品としては5枚目の作品です。
それまでリリースされた作品は、いずれも”やさぐれ歌謡”もの。
この『あきらめた』でもその路線を踏襲しています。
ジャケットの写真は可愛らしい雰囲気ですが、その歌声は退廃的な雰囲気を纏った、ややドスの効いた歌唱を披露されています。
マイナー調のややアップテンポなメロディーに、少しロック調の味付けが施されたアレンジ。
梓みちよ氏の曲に『よろしかったら』という作品がありましたが、曲想としては近いものがあります。
ただ、『あきらめた』の方が歌謡曲っぽい雰囲気が強いですね。
この頃から、歌謡曲の題材として、ただ「か弱い女性」を歌った内容からの変質が徐々に表れていった様な気がします。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号CW-1717
発売日:1978年?月?日
A面 『あきらめた』 作詞:丹古晴巳 作曲:石黒ひろかつ 編曲:小杉仁三
B面 『意地っぱり』 作詞:池田良作 作編曲:小杉仁三
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