〽ペーブメントに ヒールの音が
むなしくひびく 札幌の夜〽
『京都のしのび逢い』というシングルレコードのB面に収録された、『札幌の夜』という作品。
A面は北原悦子氏と香子美城（かすみじょう）氏とのデュエットでしたが、B面は北原悦子氏のソロボーカルとなっています。
A面曲同様、こちらもムード溢れる歌謡曲。
伴奏にレキントギターが使用されており、この辺は同じ北海道ソングを多数歌った、鶴岡雅義と東京ロマンチカを連想させます。
また、女声コーラスが挿入されており、ムーディなメロディーにさらに切なさを纏わせており、失恋したと思われる女性の悲哀を強調させています。
歌詞には「アカシヤ並木」、「時計台」、「すすきの」、「十勝ワイン」と札幌・北海道を連想させるワードが登場。
また、「ブルーの霧」、「ペーブメント（舗道）」、「ミレーの絵」、「ワイングラス」と言った横文字言葉も登場し、この辺も典型的なムード歌謡の作りとなっています。
A面、B面とも自主製作ものとしては、全国盤にも引けを取らない内容になっているかと思います。
【レコードデータ】
レコード会社：キングレコード
レコード番号：NCS-2192
発売日：？年？月？日
A面 『京都のしのび逢い』 作詞：沼川淳 作曲：額田多喜男 編曲：只野通泰 唄：香子美城・北原悦子
B面 『札幌の夜』 作詞：星合節子 作曲：額田多喜男 編曲：只野通泰 唄：北原悦子
（↑ランキング参加中！よろしければクリックをお願いします。(__)）