〽添えない恋に身を焦がし
ふた世生まれて逢いに行く〽
このCDは、1992年に日本クラウンから発売されました。
CDナンバーから恐らく、自主製作盤として発売されたシングルかと思われます。
作詞は、広島の中国放送(RCC)の元アナウンサーだった煙石博氏。
この方は、俳句を趣味としており、当時受け持っていた「なんでもジョッキー」というラジオ番組でも、俳句コーナーが設けられている程でした。
その俳句の趣味から知人に、「あんたなら演歌の歌詞の一つや二つは出来る」と言われ、書き上げたのがこの『恋みれん』と『恋待岬』という作品だったと、後年のラジオ番組で仰らていました。
表題曲の『恋みれん』は、なかなか歌詞の表現が凝っており(また難しくもあり)、流石俳句を趣味としておられるだけの方の作品だと思います。
曲調としては、(アルト?)サックスの音色が曲の随所に散りばめられており、ムード歌謡っぽい匂いも漂わせる演歌。
発売当時、「なんでもジョッキー」の番組内でこの作品が流された時、番組のもう一人のパーソナリティーの木下和恵アナ(当時)が、「『必殺シリーズ』で使われそうな曲」と評しており、確かにそのテイストも強く感じる曲調でもありました。
カップリング『恋待岬』は、瀬戸内の蜜柑の島を背景に、恋人との思い出を抱きながら、その人の帰りを待つ・・・という内容の作品。(これは男性側の視点か、女性側の視点かは明記されていませんが、女性側の視点っぽい気がします💦)
こちらはメジャーコード主体の、ほのぼのとした雰囲気を持つ曲調で、穏やかな瀬戸内をよく表したメロディーです。
歌唱の峰一矢氏は、私の記憶が確かならば、呉市内でカラオケ教室を経営されていた方・・・だったと記憶しています。
【CDデータ】
レコード会社:日本クラウン
CD番号:CDP-5020
発売日:1992年6月20日
1.『恋みれん』 作詞:渡哲之進(煙石博) 作編曲:古川忠義
2.『恋みれん』(カラオケ)
3.『恋待岬』 作詞:渡哲之進(煙石博) 補作詞:せとうちわたる 作編曲:古川忠義
4.『恋待岬』(カラオケ)
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