〽未来(あした)へ 未来(あした)へ 飛び立つ 能登空港〽
『羽田発7時50分』(フランク永井)、『夜霧の空の終着港(エアーターミナル)』(和田弘とマヒナスターズ)、『AF機(エールフランス)が呼んでいる』(藤田功&松尾和子)等、ムード歌謡の世界には”空港”を舞台にした作品が幾つかあります。
西洋音楽がルーツのムード歌謡には、こういう非日常的な場所を舞台にした作品が似合うとつくづく思います。
そして、この『能登空港』もそんなセオリーに則ったデュエットムード歌謡。
能登空港が開港した2003年から3年後の2006年6月にリリースされたデュエット盤です。
歌唱のシルヴィア氏は言わずもがな、『別れても好きな人』でおなじみのあのシルヴィア氏。
そんなシルヴィア氏のデュエット相手三輪一雄氏は、地元石川県を中心に活動中の方で、渋めの低音が印象的な歌い手さんです。
また、この『能登空港』は2001年において、三輪一雄氏ソロによるシングルも発売されており、このデュエット盤は三輪氏にとってはセルフカバーとなる様です。
さて、この作品では、サザンクロス等のムード歌謡の楽曲の編曲も行ってきた、神保雅彰(正明)氏がアレンジャーとして起用されています。
コンピュータによる伴奏ではなく、生のオーケストラによる演奏が心地よく、往年の神保氏アレンジのムード歌謡が見事に復活しているのが嬉しい1曲でもあります。
【CDデータ】
レコード会社:日本クラウン
CD番号:CRCN-992
発売日:2006年6月7日
1.『能登空港』 作詞:新條カオル 作曲:斎藤覚 編曲:神保雅彰
2.『平成ふたり旅』 作詞:新條カオル 作曲:斎藤覚 編曲:大森一夫
3.『能登空港』(カラオケ)
4.『平成ふたり旅』(カラオケ)
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