シルヴィア&三輪一雄「能登空港」【石川】
〽未来(あした)へ 未来(あした)へ 飛び立つ 能登空港〽 『羽田発7時50分』(フランク永井)、『夜霧の空の終着港(エアーターミナル)』(和田弘とマヒナスターズ)、『AF機(エールフランス)が呼んでいる』(藤田功&松尾和子)等、ムード歌謡の世界には”空港”を舞台にした作品が幾つかあります。 西洋音楽がルーツのムード歌謡には、こういう非日常的な場所を舞台にした作品が似合うとつくづく思います。...
View Articleロス・プリモス「そして・・・男は」【増位山大志郎カバー】
〽カランカランカラン 生きてくだけさ 男の肩の 重たさよ〽 増位山大志郎氏が歌った楽曲・『そして・・・男は』。 それをロス・プリモスがカバーしている音源を最近発見しました。 このカバーは、ロス・プリモスのベスト盤に収録されているアイテムでは未だ見たことが無く、画像に掲げている「有線リクエストベスト20」という、1986年発売のオムニバスカセットに収録されているのが確認出来るだけです。...
View Article新撰組「出逢いの街京都」【京都】
〽あなたは東京から 君は神戸から 出逢いの街京都 出逢いの街京都〽 いつの発売かは不明ですが、キングレコードから発売された新撰組というムードコーラスグループのシングル盤です。 このグループには、メンバーチェンジ後の森雄二とサザンクロスのメンバーとなる生田目章彦氏がギター&コーラスとして参加しております。...
View Article中川博之氏楽曲紹介133 伊吹友里「好きだから松江」「夕日のホテル」
〽好きだから松江 好きだから松江 だから待ちます あなた待ちます〽 ”松江開府400年記念”と記された『好きだから松江』は、2008年にリリースされました。 当時の松江市長から、「松江の歌を歌ってほしい」という要請から中川博之氏、高畠じゅん子氏に依頼があり、製作された楽曲とのこと。 別れも告げずに去った男性を想い、いつか逢えると信じて松江で待ち続ける女性を歌った切ない作品です。...
View Article神保佳弘・鮫島悦子「和歌山ナイトクラブ」【和歌山】
〽明かりがせつなく ゆれるよな ふたりの和歌山 ナイトクラブ〽 ビクターから1959年、フランク永井&松尾和子による大ヒット曲、『東京ナイト・クラブ』が発売され、その後二匹目のドジョウを狙ったかのように、同じビクターから『大阪ナイト・クラブ』(三門志郎&玉城百合子)なる作品も発売されました。 一方キングレコードからは、今回ご紹介する『和歌山ナイトクラブ』なる楽曲が発売されました。...
View Article中川博之氏楽曲紹介134 真咲よう子「京都冬化粧」「撫子しぐれ」
〽あゝ 除夜の音を 雪が吸い取る 知恩院〽 真咲よう子氏”雪月花”シリーズの第1作となる、雪の京都を舞台にした2005年の作品、『京都冬化粧』。 ”中川博之演歌”の真骨頂と言いましょうか、ただの演歌ではなく、”和”のテイストが色濃く出ているメロディーが印象的な作品です。...
View Article山下洋治とムーディ・スターズ「上高地の恋」【長野】
〽声を限りに 君の名呼べど 応えむなしい 北アルプスよ〽 山下洋治とムーディ・スターズのシングル、『新橋の雨』のB面に配された『上高地の恋』。 上高地という山岳景勝地を舞台にした作品であり、その為イントロの出だしにホルンの音色が加わり、ややもすると、「アルプスの少女ハイジ」の様なアルプスの原風景が脳裏に広がります。 が、そこはムードコーラス。...
View Article中川博之氏楽曲紹介135 真咲よう子「金沢待宵月」「まだかな橋」
〽水もやさしい 友禅流し 肩を寄せ合い 眺めてました〽 『京都冬化粧』に続く、”雪月花”シリーズの”月”をテーマにした第二弾曲、2006年発売の『金沢待宵月』。 前作の京都同様、日本の古都の風情を今もなお残す城下町・「金沢」を舞台した作品だけあって、中川メロディーも日本的情緒を揺り起こす和風の旋律を紡ぎ出しており、普段のムード歌謡作品とはまた違った魅力を発揮しています。...
View Articleロス・プリモス「札幌の恋は悲しく」【鶴岡雅義と東京ロマンチカカバー】【札幌】
〽ゆきずりの・・・・・・ あなたの声が 今日も聞こえる エルムの並木〽 1986年発売の「最新ヒット演歌 ベスト20~ゆうずけの恋・浪速盃~」に収録された、ロス・プリモスの『札幌の恋は悲しく』。 この作品は、同じ1986年にリバスターレコードから鶴岡雅義と東京ロマンチカのシングル盤として発売され、ロス・プリモス盤はそのカバーとなります。...
View Article深谷次郎「雨の城ケ崎」【静岡】
〽このまま一生 相合傘で ぬれてゆきたい 雨の城ケ崎〽 伊東市・伊東観光協会推薦とあるこの『雨の城ケ崎』は、1986年に発売されたロス・プリモスのシングル盤のカバーとなります。 編曲はオリジナルのロスプリ盤と同じ前田俊明氏の手によるもので、オリジナルのロスプリ盤では、咽び泣くサックスが特徴的な重厚な作りのアレンジでした。 一方、この深谷次郎バージョンでは、女声コーラスを挿入。...
View Article山中千景「あなたが京都」【京都】
〽雨もくずきり 白蜜かけて 箸にのせたい おもいでの〽 この山中千景という方の情報については、3枚のレコードをリリースしていることは確認出来たのですが、それ以外については特に情報もなく、どう言った来歴の歌手の方なのかは不明です。 さて、ジャケット裏にプロフィールが掲載されていることから、この『あなたが京都』というシングルが彼女のデビュー作だったのでは?と推察されます。...
View Article中川博之氏楽曲紹介136 里見浩太朗「新潟のひとよ」「終りのない旅」
〽白い襟足 花のかおりが 今もやさしい 新潟のひとよ〽 このシングルは、2005年に発売され、中川博之氏にとっては、1967年の『新潟ブルース』以来の新潟ご当地ソング作曲(『新潟ブルース』は補作曲扱いではありましたが)になりますでしょうか。 『新潟のひとよ』は、ムード歌謡調ではありますが、『花冷え』以来の里見浩太朗作品に相通じる”男の哀愁”を帯びた切ないメロディーが印象的な楽曲です。...
View Articleザ・としちゃんず「あんたももてるぜ柳町」【高知】
〽お酒の飲むなら高知の娘さん〽 『あんたももてるぜ柳町』は、RKC高知放送今月の唄(1983年12月)として製作されたデュエットムード歌謡です。 歌唱のザ・としちゃんずとは、中屋俊彦アナウンサー(当時)、井津葉子アナウンサー、当時のラジオリポーター・安岡美架氏、西森幸恵氏の4名によるグループ。...
View Article泉まり「恋人電車」【愛知】
〽名古屋駅着の 恋人電車 泪ぐむ眼の中を ゆっくり走る〽 以前この泉まり氏については、『京都特急』という作品を紹介しましたが、今回は京都駅から舞台を名古屋駅に移した『恋人電車』を取り上げたいと思います。 『京都特急』は、渚ゆう子氏の『京都の恋』の様な感じの作品で、アレンジも『京都の恋』のそれに近く、派手さがあったのに対し、『恋人電車』は落ち着いた、ややマイルド路線の歌謡曲となります。...
View Article中川博之氏楽曲紹介137 真咲よう子「大江戸なごり花」「紫陽花のおんな」
〽おや 晴れ間から あれ 夕立が・・・ 狐の お嫁入り〽 真咲よう子”雪月花”三部作のアンカーとなる『大江戸なごり花』。 タイトル通り江戸の情景を漂わせる作風に仕上がっています。 前二作品(『京都冬化粧』、『金沢待宵月』)と同様、古風な旋律に和楽器が演奏の随所に使用される事により、曲全体に和のテイストを色濃く前面に押し出しています。...
View Article樋口夏「四条木屋町涙で下ル」【京都】
〽女一人が 似合う町 それが京都です〽 鎌倉、島根、道後等、当時デビューからご当地ソングを立て続けにリリースしていた樋口夏氏。 1978年に発売された本レコードでは、京都の四条木屋町、高瀬川を舞台に恋に破れた女性の哀しみを歌った内容の作品となりました。 この、『四条木屋町涙で下ル』というタイトル、京都市内によくある住所表記を上手く掛け合わせて作っており、個人的に好きなタイトル名です。...
View Article中川博之氏楽曲紹介138 北川大介「この愛に生きて」「遠くなるほど」
〽めぐり逢った日が もっと昔なら 人目忍ばず 人目隠れず この愛に この愛に 生きてゆけたのに〽 2004年4月に”中川博之作曲生活40周年記念”と記され発売された『この愛に生きて』。 中川博之氏のお弟子さん北川大介氏の甘いながらも、男臭さが漂う歌唱がいつにも増して力・情感がこもっているように聴こえます。...
View Article【地方限定盤】笹みどり「大三島慕情」「大三島小唄」【愛媛】
〽潮の香りの もてなしに この世の憂さも わすれ貝〽 愛媛県で最大の面積を誇る大三島。 現在は、愛媛県今治市に属していますが、この『大三島慕情』レコード製作の1975年当時は、島内は「大三島町」と「上浦町」と二分された行政区分となっていたそうです。...
View Article中川博之氏楽曲紹介139 北川大介「小樽夢見坂」「波止場北ホテル」
〽何が見えると ガス灯訊いた 昔が見えると キャンドル答える〽 軽快なリズムの前奏からスタートする『小樽夢見坂』。 曲も全体的にやや軽めのムード歌謡作品となり、中川博之氏らしさが随所に出ている作品となります。 ロマンティックで切ないメロディーが、北の街・小樽の情景とマッチし、上品で洒落た楽曲となっております。...
View Article中川博之氏楽曲紹介140 福田忍「真酔い恋」「代々木上原ものがたり」
〽遊びなの それとも 本気なの 聞いてみたいけど〽 1986年に製作された福田忍氏の『真酔い恋』は、派手なエレキギター、チョッパー奏法による軽快なベース音が、80年代らしい歌謡曲の音色らしさを出しています。 その上に中川博之氏による切ない旋律が組み合わさり、さしずめポップスムード歌謡とも言うべき楽曲となっています。...
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