〽あゝ 除夜の音を 雪が吸い取る 知恩院〽
真咲よう子氏”雪月花”シリーズの第1作となる、雪の京都を舞台にした2005年の作品、『京都冬化粧』。
”中川博之演歌”の真骨頂と言いましょうか、ただの演歌ではなく、”和”のテイストが色濃く出ているメロディーが印象的な作品です。
古風な雰囲気を漂わせる曲調ですが、上記のサビの歌詞部分のメロディーは一つの聴きどころでカッコよく、聴いている方も、また歌唱者も気持ち良いのではないかと個人的に思います。
伴奏のオーケストラもなかなか豪華な編成で、曲に荘厳な印象を与えます。
それが、恋に破れながらも暦と共に自らを変えて、次の春を信じて生きていこうとする力強い女性の姿を表しているようにも聴こえる、そんな1曲かと思います。
カップリング『撫子しぐれ』も、京都を舞台にした女性の失恋演歌。
『京都冬化粧』よりかは、少し軽い曲想となっており、ふと口をついて口ずさめるようなメロディーです。
それ故、真咲よう子氏の歌唱も『京都~』よりかは、良い感じに力を抜いており、すっと耳に入ってきやすい作品となっています。
【CDデータ】
レコード会社:日本クラウン
CD番号:CRCN-1222
発売日:2005年12月7日
1.『京都冬化粧』
2.『撫子しぐれ』
3.『京都冬化粧』(カラオケ)
4.『撫子しぐれ』(カラオケ)
5.『京都冬化粧』(一般用カラオケ)
両曲共 作詞:高畠じゅん子 作曲:中川博之 編曲:水谷高志
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