〽白い襟足 花のかおりが
今もやさしい 新潟のひとよ〽
このシングルは、2005年に発売され、中川博之氏にとっては、1967年の『新潟ブルース』以来の新潟ご当地ソング作曲(『新潟ブルース』は補作曲扱いではありましたが)になりますでしょうか。
『新潟のひとよ』は、ムード歌謡調ではありますが、『花冷え』以来の里見浩太朗作品に相通じる”男の哀愁”を帯びた切ないメロディーが印象的な楽曲です。
歌詞の内容は、鶴岡雅義と東京ロマンチカの『小樽のひとよ』の新潟版といった趣の作品で、新潟駅に残してきた女(ひと)を思い出し、逢いたさを募らせる男の心情を綴ったもの。
「新潟駅」、「萬代橋」、「古町」と言った新潟のご当地ワードも登場し、歌のローカル色をさらに際立せ、世界観をよりリアルに表現しています。
カップリング『終りのない旅』は、中川博之氏が里見浩太朗氏に提供した『素晴らしき人生』や、『北を恋うる歌』と同路線の穏やかなメロディーが印象的な作品。
穏やかなながらも、こちらの作品も”男の哀愁”を誘う曲で、熟年の男性が自らの人生を振り返ります。
”いくつになっても少年(ガキ)のまんま”と、その内なる面は、歳を重ねても変わらないと、さらに先を目指し歩いていく男の姿を描いており、里見氏と同世代の男性に向けた応援歌的な楽曲の様にも見えます。
この作品は、里見氏の芸能生活50周年記念盤として製作されたものでしたが、あれからさらに15年(2020年現在)・・・。
その息の長い氏の芸歴には、改めて見るとただただ圧倒させられざるを得ないません・・・。(^_^;)
【CDデータ】
レコード会社:日本クラウン
CD番号:CRCN-1189
発売日:2005年5月25日
1.『新潟のひとよ』
2.『終りのない旅』
3.『新潟のひとよ』(カラオケ)
4.『終りのたい旅』(カラオケ)
両曲共 作詞:たかたかし 作曲:中川博之 編曲:前田俊明
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