〽恋を失くした 女でも 強く強く 生きるよ 広島女〽
真緑のジャケット写真が、低予算ぶりを表している(?)かのような1枚のレコード。
『広島の女』は、かつて大阪にあったローカルレコード会社、ローオンレコード末期の1981年に発売されたシングル盤です。
歌唱のジョン・ミン氏についてはジャケット裏のプロフィールによりますと、”国際的ミュージカルタレントでクラシックバレエの振付師として目下活躍中”と紹介されています。
『広島の女』はそのジョン・ミン氏自身の作詞作曲によるものですが、彼が広島となにか関わりがあるのかどうかまでは、プロフィールにも記載が無く、作品の制作経緯も謎に包まれています・・・。
作品自体は盛り場演歌調の歌で、屋台で一杯やりながら聴きたくなるような作品。
全体的に家内制手工業的な味わいが堪能できますが、アレンジャーには竜崎孝路氏という超有名どころを起用。
そのアンバランスさに、ローオンという所が一筋縄ではいかないレコード会社だという事を思い知らされる一品です。
【レコードデータ】
レコード会社:ローオンレコード
レコード番号:AB-728
発売日:1981年1月?日
A面 『広島の女』 作詞曲:ジョン・ミン 編曲:竜崎孝路
B面 『広島の女』(カラオケ)