〽あーあ 過労死 会社はしらんふり
あなたはいくつYesがありますか〽
住友商事の社員だった杉村太郎と、山一證券の社員だった伊藤洋介の両氏による異色の経歴を持つデュオ・SHINE'Sのシングル『転職のうた』のカップリング曲『過労死の20のCheck Point』。
「サラリーマンが歌う、サラリーマンの応援歌」というコンセプトの下、サラリーマンが共感するような作風の曲をリリースしてきた彼らが1991年に発売したのが「過労死」をテーマにした本曲。
4コーラス構成となっており、各コーラスごとに5つ、過労死に繋がる要因となる様な項目が歌いこまれており、これに当てはまる数が多い人ほど、過労死になる確率が高まる・・・という内容となっています。
「駅の階段動悸が激しい」
「何かにつけてコーヒーを飲む」
「知らないうちに寝てることがある」
「酒は毎晩いつでもチャンポン」
「ささいなことで急に怒りだす」etc・・・
自分がこの曲を初めて聴いたのが、この曲がリリースされた頃、中学生時代に地元広島のラジオ局で流れていたのが初めてでした(その時番組のゲストで来ていた演歌歌手・秋岡秀治氏は「すごい歌ですね」とコメント)。
「過労死」という単語は当時中学生だった自分でも、認識している程の社会現象だったと記憶しています。
この曲がリリースされる2年前・・・ちょうどバブル真っただ中には牛若丸三郎太の『勇気のしるし』で、「♪24時間戦えますか♪」というフレーズが大流行していましたが、その反動がきたのでしょうか・・・?
こういう「過労死」がテーマになる曲が出来るとは・・・。
当時のバブル景気の終焉を、こう言った歌謡曲からも窺う事が出来ます。
【CDデータ】
レコード会社:ポニーキャニオン
CD番号:PCDA-00220
発売日:1991年8月21日
1.『転職のうた』
2.『過労死の20のCheck Point』
3.『転職のうた』
4.『過労死の20のCheck Point』
両曲とも 作詞:SHINE'S 作曲:杉村太郎 編曲:神津裕之
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