〽なぜ・・・・・・なぜ・・・・・・ つぐないつづけたはずなのに
過去は悪魔 まるで悪魔よ〽
1974年に発売された美川憲一氏のオリジナルアルバム、「出逢い・・・そして別れ 美川憲一 女ごころを唄う」に収録された1曲『悪魔ばらい』。
なかなかに禍々しいタイトルです。
イントロ導入部では当時では未だ珍しい、シンセサイザーの音が派手に挿入されており、何か悪魔を召喚するかのような演出となっています。
曲中もオブリガードの所で、シンセサイザーの不安定な音が使われており、悪魔が蠢いているかのような音作りがなされています。
ただ曲全体としては、タイトルの禍々しさとは打って変わって、軽やかなタッチのリズムで作られており、そのギャップが意表を突かれます。
過去の古傷にこだわりすぎる男と女の模様を、美川憲一氏の少しぶっきらぼうな歌唱により客観的に表現され、独特の味わいを持つ作品となっています。
まさに美川憲一氏にしか歌えない作品かもしれません。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:GW-6163
発売日:1974年10月?日
A面
1.『はしゃぎすぎたのね』 作詞曲:中川博之 編曲:神保正明
2.『雪女郎』 作詞:星野哲郎 作曲:猪俣公章 編曲:小杉仁三
3.『雪舞い』 作詞:星野哲郎 作曲:猪俣公章 編曲:小杉仁三
4.『悪魔ばらい』 作詞:丹古晴己 作曲:小山恭弘 編曲:小杉仁三
5.『別れのテクニック』 作詞:丹古晴己 作曲:小山恭弘 編曲:小杉仁三
6.『カスバの踊り子』 作詞:たかたかし 作編曲:井上忠也
B面
1.『仮面パーティー』 作詞:星野哲郎 作編曲:小杉仁三
2.『おんなの遺言』 作詞:なかにし礼 作曲:中川博之 編曲:小杉仁三
3.『銀座から』 作詞:中山大三郎 作曲:井上かつお 編曲:小杉仁三
4.『二十五才の別れ』 作詞:中山大三郎 作曲:井上かつお 編曲:小杉仁三
5.『男ぎらい』 作詞:ちあき哲也 作曲:米山正夫 編曲:小杉仁三
6.『姉おとうと』 作詞:ちあき哲也 作曲:米山正夫 編曲:小杉仁三
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