Quantcast
Channel: ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 783

林るり子「山陽旅まくら」【山陽地方】

$
0
0

 

〽なんで倉敷 福山までも

  胸に面影 胸に面影 つきまとう

   女山陽 あゝ旅まくら〽

 

 1992年発売の林るり子氏シングル、『恋ざんげ』のカップリングとして収録された『山陽旅まくら』

 

 タイトル通り山陽地方、瀬戸内沿岸の都市を大阪から下って、山口まで一人旅をする、(失恋をした?)女性を姿を描いた作品です。

 

 大阪(浪速)・法善寺からスタートし、兵庫県・姫路市、岡山県・倉敷市、広島県・福山市、三原市、呉市、安芸郡音戸町(現:呉市音戸町)、広島市、(広島市内の)流川町、三次市(生まれの男性)、山口県・錦川、徳山市、下関市と言った箇所が歌詞に登場します。
 

 作詞は広島県大竹市出身の、石本美由起氏が手掛けたこともあってか、広島県内の地名が多く登場する歌となっています。

 

 二番に「♪呉と音戸は さし向かい♪」という歌詞があるのですが、音戸の瀬戸を地図で眺めると、正にそういった地形になっており、流石ベテラン作詞家の石本美由起氏、このフレーズは上手いなと、呉市出身の私なんかは思わず唸ってしまいました。

 

 本作は穏やかでゆったりとしたメジャー主体のメロディーになっており、何となくのどかと言いましょうか、落ち着いた感じで聴ける作品です。

 

 大阪→山口へ移動すると言ったシチュエーション作品では、早瀬一郎氏の『瀬戸内慕情』なる作品もかつて存在していました。

 

 瀬戸内沿岸、山陽地域一帯は、なかなか歌謡曲では題材になりにくく、そういう意味では『山陽旅まくら』、貴重な作品と言えるかもしれません。

 

 

【CDデータ】

レコード会社:日本コロムビア

CD番号:CODA-12

発売日:1992年4月21日

1.『恋ざんげ』

2.『恋ざんげ』(カラオケ)
3.『山陽旅まくら』

4.『山陽旅まくら』(カラオケ)

両曲共 作詞:石本美由起 作曲:四方章人 編曲:佐伯亮

 

 

 

にほんブログ村 音楽ブログ 演歌・民謡・大衆歌謡へ
にほんブログ村

(↑ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。(__))

ABEMAプレミアム

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 783

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>