〽酒でも飲んで 不貞寝しちまおうかと 思っていたのに
なぐさめ言うから 涙が止まらないよ〽
1975年にクラウンレコードから発売された『棄てられ女こぬか雨』は、ジャケット裏に歌唱の岬真一氏のプロフィールが掲載されているので、少なくともクラウンではこの作品が氏のデビュー作となる様です。
そのプロフィールには岬真一氏は、本名木村真一とあり、本作『棄てられ~』を本名名義で作詞されております。
八王子を舞台にした女の失恋ソング。
岬真一氏はどこか勝彩也氏っぽい声質で、そこに加えてどこか破れかぶれの様な歌唱に、女性の切羽詰まった哀しみが伝わってきます。
A、B面ともにアレンジは神保正明氏が担当。
クラウンレコードでは、翌1976年発売の森雄二とサザンクロスの『意気地なし』のアレンジを担当するのですが、本作ではその『意気地なし』に繋がるようなムード歌謡調のアレンジの片鱗が見え隠れしており、独特の哀愁が漂う音色に仕上がっています。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CW-1507
発売日:1975年7月?日
A面 『棄てられ女小ぬか雨』 作詞:木村真一 作曲:山路進一 編曲:神保正明
B面 『女の階段』 作詞:梅田良一 作曲:山路進一 編曲:神保正明
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