〽男ごころを冷たく濡らす
夜のひろしま 雨ン中〽
瀬川瑛子氏の『ひろしま、そして雨ン中』のレコードが発売されたその4か月後、本楽曲の作曲者・船村徹氏自身が歌を吹き込んだセルフカバーレコードが発売されます。
1992年のRCCラジオの番組、「田中俊雄の演歌茶屋」にてこの船村徹バージョンの『ひろしま~』が流れたことがありました。
その曲紹介の時に田中俊雄アナ(当時)は、船村氏は気に入った作品は自分でも歌ってみたくなる方だと仰られておりました。
また、船村氏はこのレコードをリリースした際に、「瀬川瑛子と俺はライバルだ」とコメントされていたというエピソードも紹介されていました。
さて、船村バージョンの『ひろしま~』ですが、伴奏に瀬川瑛子バージョンと同一の音源を使用しています。
ただ、バックコーラスが異なっており、瀬川氏のものは男声コーラスでしたが、この船村氏のものは女声コーラスに置き換わっています。
本作は謂わば男性の失恋ソングであり、個人的には私はこの船村氏による歌唱の方が楽曲のイメージに近い印象を受けます。
瀬川瑛子氏ほどの独特のクセも無く、本作の持つムード歌謡のイメージにも船村徹氏の歌唱はこの作品にハマっている気が個人的にはします。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CWA-93
発売日:1981年8月25日
A面:「ひろしま、そして雨ン中」 作詞:三宅立美 作曲:船村徹 編曲:丸山雅仁
B面:「ひろしま、そして雨ン中」カラオケ
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