〽好きよ好きなの 信じているの
だからお願い すてないで〽
『生命のブルース』は、元々は黒沢明とロス・プリモスがオリジナル歌手です。
そして、ロス・プリモスと同じクラウンからデビューした森雄二とサザンクロスは、1976年発表のファーストアルバム『意気地なし』で、『生命のブルース』(編曲:原田良一)を吹き込んでいます。
その後、1978年にシングルにてアルバムとは別アレンジ(小林郁夫氏編曲)による『生命のブルース』を発表しています。
さて、以前に1976年のファーストアルバム・「意気地なし」収録の『生命のブルース』の紹介をしたときに、そのバージョンがサザンンクロスが最初に録音した『生命のブルース』と記載したのですが、この度入手した1975年発売の8トラカセット「さようなら幸せに!・夜の銀狐」収録の『生命のブルース』がサザンクロスが初めて歌唱した音源だと判明しました。
この8トラ収録のバージョンは、ロス・プリモスと同じカラオケ(編曲:井上忠也)を使用して吹き込んでおり、実質サザンクロスは3回も『生命のブルース』を歌唱していたことになります。
『雨の銀座』の記事でも書きましたが、本バージョンもロス・プリモス版のイメージは崩すことなく、またサザンクロスらしい浮遊感ある音作りも為されています。
そして、後年発表の2種類の『生命のブルース』とはまた異なった趣がある音源となっており、合計3種の音源を聴き比べても面白いかもしれません。
【カセットデータ】
レコード会社:クラウンレコード
商品番号:DCR-2034
発売日:1975年9月?日
1-1.『夜の銀狐』 作詞:中山大三郎 作曲:中川博之
1-2.『さようならは五つのひらがな』 作詞:星野哲郎 作曲:中川博之
1-3.『愛してくれてありがとう』 作詞:高畠じゅんこ 作曲:中川博之
2-1.『雨の銀座』 作詞:富樫政子 作曲:中川博之
2-2.『城ケ崎ブルース』 作詞:星野哲郎 作曲:関野幾生
2-3.『生命のブルース』 作詞:木村伸 作曲:中川博之
3-1.『ラブユー東京』 作詞:上原尚 作曲:中川博之
3-2.『たそがれの銀座』 作詞:古木花江 作曲:中川博之
3-3.『さようなら幸せに』 作詞:高畠じゅんこ 作曲:中川博之
4-1.『恋の銀座』 作詞:星野哲郎 作曲:中川博之
4-2.『さそり座の女』 作詞:斎藤律子 作曲:中川博之
4-3.『はしゃぎすぎたのね』 作詞曲:中川博之
*編曲者は記載がなく割愛
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