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Channel: ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~
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隠れたご当地ソングの名作⑮ 東京モナルダ「青山午前2時」

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 黒沢明とロス・プリモスの楽曲に『神戸で別れて』という名作がありますが、そのオリジナルを歌ったことで知られるのが、今回ご紹介しますこの東京モナルダというグループです。

 

 画像は1969年発売の「くちべにのあとは」というレコードですが、今回はそのB面に配された『青山午前2時』という楽曲をピックアップしました。

 

 フランク永井氏には『東京午前三時』、以前このブログでもご紹介しました松尾和子氏には『午前零時に逢いましょう』・・・といったように深夜の時間帯を明確に示したタイトル楽曲がムード歌謡にはあり、そのタイトルだけでムーディな世界に引き込まれそうな感じです。

 

 この『青山午前2時』もなかなかムーディな楽曲に仕上がった佳曲ですが、サウンド的にはややグループサウンズっぽい音に近いと個人的に感じました。

 

 東京モナルダの歌声もどちらかと言えば聴きようによってはGSのような印象も受け、まさにムードコーラス化していった後期グループサウンズの音に似ています。

 

 しかし曲全体の湿度はGSよりも高めで、程よく纏まり落ち着いた楽曲ですので、ムード歌謡好きの耳を楽しませるには十分な名曲だと思います。  

 

 

【レコードデータ】

レコード会社:ビクターレコード

レコード番号:SV-907

発売日:1969年11月?日

A面 『くちべにのあとは』 作詞曲:浅野和典 編曲:小谷充

B面 『青山午前2時』 作詞:岡田憲和 作編曲:小谷充


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