隠れたご当地ソングの名作⑪ 森雄二とサザンクロス「酔いしれて歌舞伎町」
古巣のクラウンを離れ1985年2月に一時解散した森雄二とサザンクロス。 同年11月にメンバーを一新して再結成し、リバスターから1987年に再デビュー。 その後1989年にキングに移籍し、第二弾として1990年に発売されたのが今回ご紹介します『酔いしれて歌舞伎町』という曲です。 リードボーカルは菅野ゆたか氏から矢藤史郎氏という方にバトンタッチされています。...
View Articleコミカル?路線 森本英世&青山ともこ「それなりに…MAMBO!!」
1986年に東芝EMIから発売された、おそらく森本英世氏の唯一?と思われるデュエット曲です。 『それなりに…MAMBO!!』(作詞:ROKURO SATO 作曲:SUIHWISEN 編曲:桜庭伸幸) 「マンボ」と楽曲タイトルに付くだけに大変軽快な曲で、サウンド的には86年ということもあり、厚ぼったい打ち込みサウンドが耳に残るアレンジです。...
View Article中川博之氏楽曲紹介65 南有二とフルセイルズ「わたし祈ってます」
『わたし祈ってます』 原題は『幸せになってね』というこの曲は中川氏の作詞・作曲による作品ですが、作った当初は専属のレコード会社から「歌詞が説明的すぎる」という理由でレコード化が見送られた経緯があったそうです。 それを聞きつけた松平氏が「僕にやらせてもらえないか」と申し出て、ブルー・ロマンのデビュー曲B面として発売されたのが最初でした。...
View Article中川博之氏楽曲紹介66 北川深雪「イルミネーション札幌」「誘惑」
実は、このレコードを発見するまではA面曲の『イルミネーション札幌』は1987年の菅野ゆたか氏と篠路佳子氏のデュエットがオリジナルとばかり思っていました。 ところがこのたび手に入れましたこの北川深雪氏のバージョンは1985年発売となっていたので、真のオリジナルはこの北川氏のレコードだということが分かった次第です。 A面『イルミネーション札幌』。...
View Article隠れたご当地ソングの名作⑫ 「銀座八丁光のまつり」「ぎんざのお地蔵さん音頭」
マニア・ファンの間では超有名盤の敏いとうとハッピー&ブルーのシングルです。 ただ、やはり手に入れようとするとちょっと難しい?アイテムかもしれません。 両面ともオムニバスのCDアルバムに収録された事もありましたが、そのCDアルバム自体も高値が付いてる有様です。 昔初めてこのシングルを見かけたときには、地方限定盤レコードか何かか?と思ったのですがれっきとした正規盤レコードのようです。...
View Article広島ご当地ソング紹介35 「広島新曲」「瀬戸の夕月」
〽きのこ雲なら 昔の夢よ 今じゃナイターが 夜空をこがす〽 上記のフレーズで始まるA面『広島新曲』(唄:灰田勝彦・柴田珠江・宮島太郎)は広島へ原爆が投下されてから18年後の1963年に発売されました。 広島=原爆というイメージが当時は世間的にやはり根強かったのでしょうか。...
View Article隠れたご当地ソングの名作⑬ 森京子、秋しげるとビューティフル・ロマン「ふたりの新宿」
上の写真は『よせばいいのに』で1977年にメジャーデビューを飾ったムードコーラスグループ、秋しげるとビューティフル・ロマンのレコードですが、これは自主制作盤なのでしょうか? ジャケット下に「女王蜂開店二十一周年記念盤」と銘打たれています。...
View Articleクラウン時代末期の森雄二とサザンクロスのカバー楽曲
上の画像は、クラウンレコードから1984年6月20日にリリースされたLP・『ひとり占め 京都ろまん 秋冬/森雄二とサザンクロスベスト12』です。 1984年という時期から、彼らのクラウン在籍末期に出されたアルバムということになります。 収録曲も1984年リリースの『ひとり占め』、『京都ろまん』を始め、『はじめまして仙台』、『前橋ブルース』と言った80年代に入ってからの楽曲が多めです。...
View Article隠れたご当地ソングの名作⑭ 「とってもたのしくしてあげましょう」「花の大理石(マーブル)通り」
A、B面とも大阪・心斎橋筋を題材にした楽曲です。 心斎橋筋の商店街通りの大理石張り舗装が完成したことを記念して製作された作品のようです。 A面『とってもたのしくしてあげましょう』。 タイトルからはイメージ出来ませんが、こちらは完全なムード歌謡曲です。 歌唱は和田弘とマヒナ・スターズ、松尾和子氏。 吉田正氏の手による昭和30年代の一連のムード歌謡の典型的な楽曲です。...
View Article中川博之氏楽曲紹介67 北島三郎「織田信長」「人生五十年」
1975年発表のこのレコードの発売当時、北島氏の歌う歴史上の人物を題材にした楽曲が企画されたそうで、この『織田信長』の制作にはどういう経緯があったのか不明ですがムード歌謡作家・中川博之氏が起用されました。 A面『織田信長』の作詞は右翼運動家として名を馳せた児玉譽士夫氏。...
View Article中川博之氏楽曲紹介68 菅野ゆたか「黙って抱いたらいいじゃない」「癖」
2017年最初の記事は何にしようかと思いましたが、本日「歌の手帖2月号」という雑誌に菅野ゆたか氏のインタビュー記事を発見し即購入。 ・・・というわけで、本年は菅野ゆたか氏の1990年リリース作品・『黙って抱いたらいいじゃない/癖』というシングルを最初に紹介したいと思います。 『黙って抱いたらいいじゃない』...
View Article隠れたご当地ソングの名作⑮ 東京モナルダ「青山午前2時」
黒沢明とロス・プリモスの楽曲に『神戸で別れて』という名作がありますが、そのオリジナルを歌ったことで知られるのが、今回ご紹介しますこの東京モナルダというグループです。 画像は1969年発売の「くちべにのあとは」というレコードですが、今回はそのB面に配された『青山午前2時』という楽曲をピックアップしました。...
View Article中川博之氏楽曲紹介69 福田忍「好きですサッポロ」「せめて夜明けまで」
A面の『好きですサッポロ』は、森雄二とサザンクロスが1981年にリリースした楽曲で、このレコードはカバーシングルとなります。 歌唱の福田忍氏はこの作品以外にも中川博之作品を何曲か吹き込んでおり、このシングルは中川氏とのコンビネーション作品4作目に当たります。...
View Article中川博之氏楽曲紹介70 中川博之「あじさいの花」「積丹岬」
1985年の森雄二とサザンクロスの解散のショックで、しばらく仕事をする気にもなれなかったという中川氏。 そんな氏が、自ら唄うことで気を紛らわそうと思い制作したと言われるのが、今回ご紹介する『あじさいの花』のシングルレコードです。 作曲生活20周年記念曲としての重要な楽曲でもあり、1994年に真咲よう子氏が一部歌詞を変えて歌って大ヒットした楽曲でもあります。...
View Article隠れたご当地ソングの名作⑯ 岡田竜也とグローリィ・ロマン「待ってるのよ」
1974年発売の『待ってるのよ』は、レコード発売前までは『アパート』というタイトルだったようです。 タイトルのみではわかりませんが、一応東京・池袋を舞台にしたムードコーラス楽曲で、鬼子母神、美久仁小路が曲中登場します。 ムードコーラスにはなるのですが、やや演歌がかったボーカルのせいか、殿さまキングスをマイルドにしたような感じを受けました。 サビの「〽アン~~ア、アン~~ア...
View Article隠れたご当地ソングの名作⑰ ロス・プリモス「お元気音頭」
この『お元気音頭』は、2001年7月14日~同年9月30日まで山口県で開かれた地方博覧会「山口きらら博」のイベントソングのために2000年に制作されました。 この曲は地方限定盤のようで、一般的な全国発売の音楽ソフトではなかったようです。 歌い出しが「〽瀬戸内海のやさしさと...
View Article中川博之氏楽曲紹介71 美川憲一「罪と罰」
今回ご紹介する美川憲一氏のこのレコードは、1980年発売のもので、氏にとって低迷期だった頃の楽曲になります。 『罪と罰』は『ふたりの旅路』という楽曲のB面に配されています。 愛した男性に捨てられるとは露ほども思っていなかった女性が、突然の別れを突き付けられた心情を歌った曲です。 別れ歌なのですが、中川氏のメロディーはマイナー調ながらも、大変ノリの良いアップテンポな楽曲に仕上がっています。...
View Article隠れたご当地ソングの名作⑱ グリーン・シャンデリア「神戸ろまん」
森本英世氏脱退直後の敏いとうとハッピー&ブルーのリードボーカルを務めた、神戸たかし氏がハピブル加入前に在籍されていたグループがこのグリーン・シャンデリアでした。 このレコードの発売は1977年だったのですが、丁度この時代は前述のハッピー&ブルー、森雄二とサザンクロス、名取忠彦とグリーングラス等と言った所謂、ホスト系ムード歌謡コーラスグループが相次いで登場していた時期であります。...
View Article中川博之氏楽曲紹介72 美川憲一「ラブユー東京」「雨の銀座」
『別れの詩(うた) 美川憲一女ごころを唄う』 1972年3月にリリースされたもので、他の歌手が歌った楽曲を美川氏がカバーする、という企画アルバムです。 この中に、同じクラウンの(但し’72年当時はビクターでしたが)ムードコーラスグループ、黒沢明とロス・プリモスの『ラブユー東京』、『雨の銀座』が収録されていました。...
View Article美川憲一氏、カバー曲の世界
画像は1980年に発売された「G&G美川憲一全曲集」というカセットアルバムです。 最近手に入れたアイテムなのですが、このカセットには、美川氏のシングルのオリジナル曲や他のアルバム等ではほとんど見かけない、恐らく(?)このアイテムでしか聴けないようなカバー曲が多数あったので購入いたしました。 私が初めてこのカセットで聴いたカバー曲は以下の通り。 『恋あざみ』 作詞:泉淳三...
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