「各地ご当地ソング紹介㉞」にて紹介した、池田健二氏の『雨の瀬戸内』とは同名異曲である北川たかし氏の『雨の瀬戸内』。
池田氏の『雨の瀬戸内』は、岡山、倉敷、福山、尾道と本州側の瀬戸内沿岸の地域を唄ったものに対し、北川氏の『雨の瀬戸内』は四国・愛媛県松山を舞台にしています。
つれない男性を待ちきれず、広島の宇品港から連絡船に乗り、松山へ発った女性の心情を歌った内容です。
松山で男性に逢えたのかどうかは分かりませんが、、主人公の女性は松山を捨てきれないほど、男性に想いを募らせていたようです。
歌唱の北川たかし氏は、やや高音の鼻にかかった声が特徴的です。
曲調・アレンジも少しムード歌謡っぽく、演歌ではないので、この曲のイメージには合ってると思いました。
ちなみに作詞の丹古晴己氏は広島ご出身。
この歌を聴くたびに、宇品から松山へ向かう瀬戸内連絡船の情景が、同じ広島出身の私の脳裏に想起され、さすが地元のご出身なだけあるな~と感じましたね。(^-^)
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CW-1737
発売日:1978年3月?日
A面 『雨の瀬戸内』 作詞:丹古晴己 作曲:泉八汐 編曲:安形和巳
B面 『銀座あざみの花言葉』 作詞:松倉久雄 作曲:浜尾和也 編曲:福田正