長谷こういち氏は、1986年にキングより『罪ほろぼし』というシングルでデビュー。
それから4年後にクラウンからリリースされたのが、今回ご紹介する『酒場へもどります』と『身のほど知らず』という曲。
表題曲『酒場へもどります』は、ムード歌謡的な匂いも漂わせながらも、侘しさを感じさせる演歌調の作品です。
この1990年前後から中川博之氏は、演歌的な作風の楽曲も多く手掛けていくことになっていきます。
それを鑑みると、この作品はそんな作風の変化の端境期にある曲の一曲とも言えるかもしれません。
一方カップリング曲『身のほど知らず』ですが、こちらの方がムード歌謡的な色合いが強い作りになっています。
中川博之氏が得意とするところの作風です。
両曲ともアレンジャーに神保正明氏を起用。
神保正明氏と中川博之氏とのコンビネーション作品には、サザンクロスの『意気地なし』、『夜の甲府』、『死にもの狂い』等があります。
今回の『酒場へ~』、『身のほど~』も往年のサザンクロスの作品を感じさせるような雰囲気のアレンジが施されており、ファンとしては思わずニヤリとしてしまいます。
【CDデータ】
レコード会社:日本クラウン
CD番号:CRDW-50003
発売日:1990年6月21日
トラック1 『酒場へもどります』 作詞:関口義明 作曲:中川博之 編曲:神保正明
トラック2 『酒場へもどります』(カラオケ)
トラック3 『身のほど知らず』 作詞:田巻たかこ 作曲:中川博之 編曲:神保正明
トラック4 『身のほど知らず』(カラオケ)
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