〽国際電話に出てきた女(ひと)に ジェラシー感じる私なの〽
このフレーズから始まる作品、『北緯四十度四十分』は1999年にリリース。
この曲は当時存在した、青森県上北郡百石町(現:上北郡おいらせ町)を題材にした作品。
題名の『北緯四十度四十分』というのは、百石町とニューヨークが同緯度にあること。
実際、百石町には4分の1(北緯四十度四十分の”四”にちなんでいる)スケールの自由の女神像が建立されています。
さて、この『北緯四十度四十分』は百石-ニューヨーク間の長距離恋愛を題材にしており、百石で待つ女性の心情を歌っています。
作曲には杉本真人氏を起用。
杉本氏は1976年、ビクター時代のロスプリモスのシングル『指輪』とそのB面曲『よくある話泣いてます』以来の作曲提供になるでしょうか。
メロディーもマイナーコード主体で、ムード歌謡の王道的な作りになっており、覚えやすいですね。
カップリング曲は『住んでみたい町』。
こちらも旧・百石町を舞台にした作品。
こちらはムード歌謡というより、どことなくフォークソング調な作りに仕上がりです。
「自由の女神」、「イチゴ」、「二川目」、「根岸(の大いちょう)」といった、観光スポット、特産品が歌詞に登場。
のどかな百石町の風景を想起させます。
この辺りの詩の作り・構成の妙は、ベテラン作詞家・星野哲郎氏の力量が垣間見えます。
【CDデータ】
レコード会社:日本クラウン
CD番号:CRDN-643
発売日:1999年10月21日
トラック1 『北緯四十度四十分』 作詞:星野哲郎 作曲:杉本真人 編曲:小杉仁三
トラック2 『住んでみたい町』 作詞:星野哲郎 作曲:関野幾生 編曲:小杉仁三
トラック3 『北緯四十度四十分』(カラオケ)
トラック4 『住んでみたい町』(カラオケ)
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