〽俺はサッチョン ひとり者〽
ロス・プリモスの森聖二氏が、かつて在籍していたムードコーラスグループであるジョージ山下とドライ・ボーンズ。
この『サッチョン・ブルース』の”サッチョン”とは、札幌に住む独身者(チョンガー)の事を指していたようで、1959年頃に流行った言葉らしいです。
独り者の男性が、夜の札幌で東京に一人でいる恋人を想い出しながら、一人酒を飲むというシチュエーションの作品になります。
また曲の冒頭、そしてコーラスの終りや間奏・後奏で、女性の悩ましい溜息が挿入されているのが特徴的。
これは、6番まである歌にちょっとしたメリハリを付け、単調にならぬよう聴取者を飽きさせない様な工夫だったのかな、と個人的には思えます。
(溜息はこの曲の内容からして必然性があまり感じられないので(;^_^A)
この『サッチョン・ブルース』には、姉妹盤ともいうのでしょうか、PR盤で同じくドライボーンズが歌う、『ヒロチョンブルース』(*広島のチョンガー)という作品が存在するのですが、それはまた次の機会にご紹介できればと思います。
【レコードデータ】
レコード会社:コロムビアレコード
レコード番号:SAS-1182
発売日:1968(?)年?月?日
A面 『サッチョン・ブルース』 作詞:石本美由起 作曲:和田香苗 編曲:記載なし
B面 『日本一の女』 作詞曲:中島安敏 編曲:永作幸男
(↑ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。(__))