〽どこへ行くのかどこへ行くのか男と女
銀座の舗道の男と女〽
このコミックバンドともとれる風貌のこのグループは、後にテイチクから”松井久とシルバースターズ”として再デビュー。
シルバースターズ時代には『からゆきさん』というヒット曲を残し、またテイチクからキャニオンに移籍すると、『悲しくないわ』という名作も残したグループです。
そんなシルバースターズの前身であるザ・エックス時代のこのレコード、『ゆう・あい・銀座』は自主制作盤としてコロムビアにて製作されました(ザ・エックス名義においては、3枚のシングルがある様ですが、このレコードが実質何枚目に製作されたかは不明です)。
ジャケットの風貌からはかけ離れた、正当派ムードコーラスを聴かせてくれるザ・エックスの面々。
コーラス隊も結構前面に出てきており、深いハーモニーを奏でております。
曲想としては、ラテンタッチのアレンジを効かせており、ムード歌謡の王道、と言った感じですが、先頃発売された、タブレット純氏著・「ムードコーラス聖地純礼」によると、リーダーの現・松井義久氏は上京直後はラテンやジャズを演ってたそうで・・・。
そういった素地あってこその『ゆう・あい・銀座』なのかと、上記エピソードを読んで妙に納得次第です。
【レコードデータ】
レコード会社:コロムビアレコード
レコード番号:PES-7346
発売日:不明
A面 『ゆう・あい・銀座』
B面 『村の一本橋・泪橋』
両面とも 作詞:三条ひろし 作曲:ジャンゴ松井 編曲:加賀爪保二
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