この曲は2015年11月14日にテレビ朝日で放送された『タモリ倶楽部』(私が住む広島では2016年2月28日の放送)で紹介されていたのを観て初めて知りました。
この日の『タモリ倶楽部』では唯一”区歌”がない江東区の歌を勝手に作ろうという企画でした。その番組の中で他の区がどんな歌を区歌に制定しているのかということで何曲か紹介され、その中に何とな~くムード歌謡の匂いが漂う区歌がありました。
それが1978年に制作された『渋谷・愛の街』と言う曲です。
作曲はピンクレディ等のポピュラー系でのヒット作が多い都倉俊一氏だったので、こういうムーディな曲を作られていたのはちょっと意外でした。
歌詞には「風」、「花」、「虹」、「幸せ」等といった”陽”をイメージさせる単語が散りばめられているのですが、メロディはちょっとだけ”陰”を連想させるメランコリックなムード歌謡風歌謡曲に仕上がっています。
4コーラス構成になっているのですが、途中3番からキーが半音上がって転調しており、聴く人の耳を飽きさせない工夫がなされています。
どうでもいい事ですが、最初にこのムード歌謡チックな『渋谷・愛の街』を聴いた時にふと、「熊本センタープラザ」のCMソングを連想してしまいました。(;^_^A
ちなみにこの曲は現在渋谷区のホームページからでも聴く事ができるようになっています。
【レコードデータ】
レコード会社:キングレコード
レコード番号:NCS-1095
発売日:1987年11月1日
A面 『渋谷・愛の街』 作詞:保富康牛 作曲:都倉俊一 編曲:田辺信一 唄:ペギー葉山
B面 『渋谷音頭』 作詞:下村八重 補作詞:奥野椰子夫 作編曲:渡久地政信 唄:春日八郎