〽外人墓地で あの娘は泣いた
俺は黙って 抱きしめた〽
『ムーンライト・イン横浜』・・・如何にもムード歌謡らしい曲名で、フランク永井氏のイメージにも非常にマッチしています。
基本的にはマイナー主体のメロディですが、出だしとサビにあるフレーズ、「♪ムーンライト ムーンライト ムーンライト イン横浜♪」という箇所のみメジャーで奏でられています。
イントロは無く、いきなり「♪ム~ンラ~イ~♪」というメジャー調のメロで始まるので、タイトルから勝手にマイナー調のメロを想像していた身としては、初めて聴いた時は意表を突かれました。
港町・横浜を背景に、恋を失った一人の男の心情が歌われており、歌詞には出て来ませんが、”夜霧”が漂う港の情景がこの曲を聴いていると目に浮かびます。
時代の流れなのでしょうが、こう言ったアダルトな夜のムードを表現する歌い手も、現代ではなかなか見かける事は少なく、今こうして聴くとその圧倒的な歌唱に息を呑むばかりです。
【レコードデータ】
レコード会社:ビクターレコード
レコード番号:SV-94
発売日:1964年8月?日
A面 『ムーンライト・イン横浜』 作詞:井田誠一 作曲:鈴木庸一 編曲:寺岡真三
B面 『港神戸の夜霧の女』 作詞:岡雅美 作曲:和田香苗 編曲:寺岡真三
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