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Channel: ディープな歌謡曲の世界~スコティッシュ75のブログ~
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広島ご当地ソング紹介34 夕子&英二「ふたりの広島」

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 詳しい発売年度は不明(恐らく70年代末期?)のテイチクレコード制作のシングルです。

 夕子&英二の英二とはA面『盛り場おんな』でソロを務める松原英二氏。(夕子という方は写真もプロフィールもレコードにはなにも記載がありませんでした。)

 『ふたりの広島』はレコードジャケット裏の松原氏のプロフィールによると、昭和53年9月仕事で広島へ来たことが縁で『ふたりの広島』を作詞作曲されたとありました。

 また、この中古レコードを買った時に松原氏のさらに詳しい略歴が書かれた小さなチラシのようなものがあり、そこには「広島御当地ソング初の男女デュエット」と銘打たれていました。

 『銀座の恋の物語』、『東京ナイトクラブ』の広島版といった感じですが、それらとはもう少しメロディ的には軽いタッチのムード歌謡に仕上がっています。

 レコード番号を見るとどうも正規のテイチク盤ではないかもしれず、PR・自主制作盤っぽい匂いが感じられます。

 そのためかアレンジにやや厚みが足りない気がし、あまり70年代末期の楽曲とは思えませんでした。

 
 さて上記の小さなチラシには、松原氏はかつて敏いとうとハッピー&ブルー等が所属していた芸能事務所に在籍しており、それが縁でハッピー&ブルーもこのレコードの制作に前面協力を約束していた・・・という面白いエピソードが書かれていました。

 松原英二氏は現在は作曲家として活動されておられるようで、出身は岩手県釜石市なのですが現在は広島県三原市に在住とのこと。

 近年では広島県出身の歌手・南一誠氏の『哀愁のトレモロ』や『愛の終章(エピローグ)』等を手掛けられています。



【レコードデータ】
レコード会社:テイチクレコード
レコード番号:56-14
発売日:?年?月?日
A面 『盛り場おんな』 作詞:水木かおる 作曲:信楽順三 編曲:森岡賢一郎 唄:松原英二
B面 『ふたりの広島』 作詞曲:松原英二 編曲:晌ひろし 唄:夕子&英二

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