〽すてばちなのよ このごろあたし
心のかぎりを つくしていれば
心のかぎりを くれると思ったの〽
1967年に『涙の影法師』という作品でデビューした瀬川映子(現:瑛子)氏。
その2年後の1969年11月に6枚目のシングルとして発表されたのが、今回紹介します『すてばちブルース』という曲(画像のレコードジャケットはオリジナルシングル盤ではなく、『すてばち~』が収録されたベストシングル盤となります)。
『すてばちブルース』の次のシングル楽曲が、特大ヒットとなった『長崎の夜はむらさき』となったため、この『すてばち~』はそのヒットの陰に埋もれた様な形となり、私自身は、瀬川氏のCD盤ベストアルバムに収録されてるのを見たことがありません。
何しろ、オリジナルシングル盤でさえ滅多に見かける事が無いくらいなので、その辺は致し方無いのかもしれませんが・・・。
さて、そんなレア(?)楽曲『すてばちブルース』はメジャー主体のメロディーで作られた楽曲です。
バックコーラスにハニー・ナイツをむかえており、どことなくクール・ファイブ系のムードコーラスの様な作風になっており、中川博之氏の作品としてはやや異色と言えるかもしれません。
”すてばち”のタイトル通り、瀬川氏の歌唱はやぶれかぶれの感じが出ているのですが、当時は未だ22歳の若さという事もあり、初々しさも覗かせてくれています。
一聴しただけでは、「瀬川瑛子が歌っている」とは一般の人は気づかないでしょう。
【レコードデータ】(オリジナル盤)
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CW-989
発売日:1969年11月1日
A面 『すてばちブルース』 作詞:秋津健 作曲:中川博之 編曲:新井利昌
B面 『みれんの街角』 作詞:真木たつみ 作曲:新井利昌 編曲:不明
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