四国愛媛県松山市を舞台にしたムードコーラスです。
中四国を舞台にしたムード歌謡というのは、無いことは無いのですがやはり札幌(北海道)・東京・横浜・大阪・長崎などに比べるとあまり見かけません。
ましてやムード歌謡コーラスグループが歌う楽曲というのはまたさらにグッと数が少なくなるでしょう。
そう言った意味ではこのラブ・サントスの『松山慕情』はなかなか稀有な楽曲と言っても良いかもしれません。
曲調やアレンジは松山と言う「城下町」を舞台にしているにも関わらず、大都市「東京」「大阪」を舞台にした曲としても通用するような正統派ムード歌謡曲です。
リードボーカルを務める樋口司郎氏の鼻美声の歌声も曲全体に都会的な雰囲気を漂わせています。
歌詞には「子規堂」、「道後」、「瀬戸内灯り」、「伊予のかすり」と松山ゆかりの語句が出てきます。
ちなみにこのグループのシングル曲に『酔いしれてラブ・ナイト』という曲があります。
森進一氏の『盛り場ブルース』のような全国各地の盛り場を盛り込んだ曲なのですが、3番で四国の盛り場が歌い込まれておりこのグループは何か四国と繋がりがあるのかな?と長年疑問に思っているのですが
どうなのでしょう・・・。(^_^;)
【レコードデータ】
レコード会社:日本コロムビア
レコード番号:AK-669
発売日:1980年7月?日
A面 『松山慕情』 作詞:岡久美子 作曲:和田香苗 編曲:土持城夫
B面 『幸せにおなりよ』 作詞・作曲・編曲:和田香苗