〽さよならだけが人生と 昔の人は言ったけど
私の中でふくらんだ あなたの影は消せません〽
”お馬と馬車”という少し変わった名前のフォークソンググループが、1974年にリリースしたシングル『絵はがき』。
ジャケットにレコード発売日と思しき消印があるのが、歌のタイトルと相まって良いですね。
『絵はがき』という作品は、女性の失恋を歌った曲。
切ないマイナー調のメロディー、派手さは無いものの優しい音作りが為されているアレンジは、曲にどこか純朴なイメージを聴く側に与えます。
そしてそれは、B面の『あの人が来るまで』という作品にも相通じます。
こちらは一組のカップルの何気ない日常を、当事者の女性視点から綴った作品なのですが、本作を聴いていると1970年代当時の若者達の生活の一端を垣間見てる様な気になります。
さて、このお馬と馬車のレコードは、タブレット純氏がラジオで紹介していたのを聴いたのをきっかけに知ったのですが、さすがマニアックな曲を紹介する氏だけあって、本レコードもあまり見かけない1枚となっており、CD再販もされなさそうな感じですが、埋もれたままにするにはこれまた勿体ない作品です。
【レコードデータ】
レコード会社:テイチクレコード
レコード番号・SN-1396
発売日:1974年4月25日 (?)
A面 『絵はがき』 作詞:岡田冨美子 作編曲:穂口雄右
B面 『あの人が来るまで』 作詞:中原葉子 作編曲」穂口雄右
(↑ランキング参加中!よろしければクリックをお願いします。(__))