後に三浦弘子名義で歌手活動をする、三浦友和氏の実姉・牧陽子氏のシングルです。
A面『本牧ディスコティック』は、所謂ディスコブームの到来時に制作された作品。
中川氏のメロもムード歌謡の雰囲気は控えめに、ややダンサブルなリズムに乗せた楽曲に仕上げています。
あかのたちお氏の編曲も”ディスコ歌謡”とも言った風味の作りになっています。
♪レジの売り上げ ポケットに♪
♪ゆうべ刺されて 死んだとか♪
牧陽子氏、デビュー曲からこういうやさぐれ歌謡路線が続いており、今作でも退廃的な雰囲気の歌詞・歌唱が堪能(?)できます。
B面『燃えながら醒めて』も、A面と似た雰囲気の退廃的なムードが漂う一曲。
中川氏のメロはA面のダンサブルな乗りの良いリズム曲から一転、スローバラード調な作風に仕上げており、牧陽子氏の持つ世界観を見事に表現。
こちらも捨てがたいです。
彼女と中川氏ののコンビネーションによる作品は、あと一枚、三浦弘子名義に変わってからの作品『つまみ喰い』が存在します。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CW-1606
発売日:1976年11月25日
A面 『本牧ディスコティック』
B面 『燃えながら醒めて』
両面とも 作詞:吉岡治 作曲:中川博之 編曲:あかのたちお
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