〽ああ 恋し小田原 一夜城ブルース〽
以前、アローナイツ版の『一夜城ブルース』を紹介したことがありましたが、今回は本家『一夜城ブルース』、小松おさむとダーク・フェローズ盤を取り上げたいと思います。
時代を感じさせるギターサウンド、咽び泣くサックス、フルートやピアノの音色と、60年代らしいムード歌謡サウンドの味付けが何とも言えないダークフェローズの『一夜城ブルース』。
アローナイツ盤のそれと比べると、ダークフェローズ盤の方が夜の雰囲気の濃度が深く、それに加えて”妖しさ”をも併せ持つ作品となっています。
リードボーカルの声質が、完全に男性のものでありながら、女性っぽいなよなよしさを漂わせ、独特の”色気”を放っておりこれが前述しました”妖しさ”に繋がっているのだと思います。
2000年代初頭に発売された、「ムードコーラススペシャル」というCDBOXの解説によれば、ダーク・フェローズとしては、1969年に発売されたこのレコードが3枚目となるそうです。
そしてリーダー・小松おさむ氏は、1971年にソロで『君からお行きよ』というシングルを発表しております。
この辺から、ダーク・フェローズ自体はこのレコード発売から1,2年ほどで解散してしまった・・・?のでしょうか・・・。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CW-972
発売日:1969年9月?日
A面 『一夜城ブルース』 作詞:阿見宏介 作曲:寺田ひさし 編曲:井上忠也
B面 『あきらめのブルース』 作詞:真木たつみ 作曲:薊けいじ 編曲者は記載なし
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