平和勝次とモンローズ「女の大阪ブルース」【大阪】
〽おもろ おもろや 心斎橋は 川もないのに 橋がある〽 平和勝次とモンローズのデビュー盤、『高知より愛をこめて』のB面に収録された『女の大阪ブルース』。 個人的にはA面よりこのB面の方が、キャッチーな歌謡曲だと感じます。 マイナー調の曲ですが、シャッフルのリズムが軽快で、且つ親しみやすい浪速チックなメロディーなので、思わず一緒に口ずさみたくなります。...
View Articleトシ伊藤とザ・プレイズメン「新潟ブルース」「恋の西堀通り」【新潟】
〽あゝ忘られぬ 新潟 新潟 新潟ブルース〽 このプレイズメンというグループは、ハッピー&ブルーを結成する前に、敏いとう氏がバンマスとなりレコードデビューした最初のグループとなります。...
View Article加藤きよし,米田晴美「ラブ・ナイト」【神奈川ー静岡】
〽いつもあなたが 歌ってる 甘いフロアー ナイトパブ〽 レコード番号から恐らくこの作品は、地方限定盤・プライベート盤の扱いで製作されたレコードと思われます。 このレコードは、『朝帰り小唄』がA面なのですが、ジャケットは今回紹介しますB面の『ラブ・ナイト』をイメージした写真となっています。...
View Article敏いとうとハッピー&ブルー「佐賀は武家町悲恋町」【佐賀】
〽なぜか流しの ギターも泣ける 佐賀は武家町 悲恋町〽 個人的な印象ですが、「ハッピー&ブルー=ご当地ソング」というイメージが無いのです。 『わたし祈ってます』、『星降る街角』、『よせばいいのに』・・・。 彼らの代表作にそういったご当地ものが無い、という所にも起因しているのかもしれません。 さて、そんな彼らの代表作『よせばいいのに』のB面には、こっそりとご当地ソングが収録されております。...
View Article殿さまキングス「チミケップ慕情」【北海道】
〽またの日 誓う チミケップ 愛の湖〽 「チミケップ」とは何処?と最初思ったのですが、言葉の雰囲気からアイヌ語っぽいと思い調べてみたら、案の定その通りでWikipediaによると、北海道東部、オホーツク管内網走郡津別町にある湖との事。 本レコードは、その津別町開基百年記念として制作された地方限定盤です。...
View Article中川博之氏楽曲紹介147 一の瀬謙「最後の休日」
〽とおい夜をひとり よわいおまえはどうする〽 ムード歌謡のイメージが強い中川博之氏の作品ですが、この『最後の休日』という作品は、そんなムード歌謡の作風から外れた珍しい作品。 青春歌謡とは異なるかもしれませんが、どことなく石橋正次氏が歌いそうな作品で、少し若者寄りの楽曲です。 「♪あえばやがてわかれ 人の常だけれど♪」 「♪もっとふかい理由で 明日は他人のおれたち♪」...
View Article広島ご当地ソング紹介㊺ 田川寿美「ひろしま気分」
〽暮れりゃネオンが ささやきかける そぞろ歩きの 流川〽 「’96ひろしまの歌」として制作された、南一誠氏の『慕情の街』、『ひろしまかくれんぼ』に引き続き、広島市観光協会が「ひろしまの歌」として1998年に制作したのが、この田川寿美氏の歌う『ひろしま気分』という作品でした。...
View Article矢野憲一郎とアロー・ナイツ「想い出の長崎」【長崎】
〽夜空を見上げたあなたの顔は 私に言えない過去なのね〽 秋庭豊とアローナイツとは全く無関係のムードコーラスグループである矢野憲一郎とアローナイツは、この『想い出の長崎』のレコードジャケット裏にメンバーのプロフィールが記載されている所から見ると、この作品が恐らくデビュー曲かと思われます。...
View Article敏いとう氏作曲作品 歩順子「お人好し」「湯けむりの町」
〽お人好しでもいいんです 馬鹿と言われていいんです〽 ハッピー&ブルーのリーダー敏いとう氏は、自身のグループの楽曲をいくつか作曲されておりますが、他の歌手への提供作品はそれほど多くなく、この歩順子氏の『お人好し』、『湯けむりの町』は敏いとう氏の珍しい他歌手提供作品となります。 両面ともムード歌謡ではなく、演歌調の楽曲です。...
View Article金沢明子「つべつ音頭」【北海道】
〽ソーレソレ津別は みどりのまちよ〽 『つべつ音頭』は、殿さまキングスの『チミケップ慕情』のB面曲として、こちらも津別町開基百年記念の一環として製作された楽曲です。 A面『チミケップ慕情』は、一般的な歌謡曲の作風でしたが、『つべつ音頭』は如何にも”町のうた”らしい音頭ものです。 疾走するマイナー調のメロディーによる音頭で、お囃子も入り軽快なタッチの曲です。...
View Article黒沢明とロス・プリモス「京都の女」【京都】
〽ある雨の朝 京都の駅で 好きな人を 見送る私〽 『ビューティフルなお別れね』のB面に配された『京都の女』という曲。 京都を舞台にした作品という事で、当初このレコードを購入した際には、本楽曲のイメージとして日本調のメロディーを想像し、アレンジも琴(京琴)なんかが使用されてるのかと思いきや、意外にもポップス感覚あふれる作風に驚かされました。...
View Article都川弘とブルーロマン「佐渡の女(ひと)」【新潟】
〽そっと名前を 呼んでみる 面影いとしい 佐渡の女(ひと)〽 以前ご紹介しました、トシ伊藤とザ・プレイズメンの『新潟ブルース』の発売から翌年の1968年。 後の森雄二とサザンクロスを結成する森田綜一氏は、ザ・プレイズメンから離れ、今度は都川弘とブルーロマンというバンドと合流します。...
View Article広島ご当地ソング紹介㊻ 田川寿美「ひろしまかくれんぼ」
〽追いかけて・・・ 流川 あのひと何処に かくれんぼ〽 1998年発売の『ひろしま気分』のカップリングとして収録された、『ひろしまかくれんぼ』は1996年に広島出身の歌手・南一誠氏がリリースした『慕情の街』のシングルのカップリング曲でもありました。 オリジナルの南一誠氏の『ひろしまかくれんぼ』は、アップテンポで軽快なムード歌謡の作風でした。...
View Article中川博之氏楽曲紹介148 秋庭豊とアローナイツ「最後にもう一度」「おもかげ挽歌」
〽おそろいのこのパジャマ 羽織れば泣けてくる〽 アローナイツ結成15周年記念盤として、クラウンから発売されたシングル、『最後にもう一度』・『おもかげ挽歌』は、記念盤に相応しくクラウンのムード歌謡メーカー、中川博之氏の作曲による作品となり、今でも歌い継がれる曲です。 A面の『最後にもう一度』は、非常に濃いサックスの音色からスタートし、そこへ木下あきら氏の優しくも、男臭いボーカルが絡みつきます。...
View Articleご当地ソング
これまで当ブログで紹介した、「ご当地ソング」を都道府県別にまとめてみて、一番多く歌われていたのは何処なのか、ちょっと調べてみました。 ただし当ブログの支柱でもある、中川博之氏作品と広島を舞台にしたもの、また1曲の中で複数の都道府県が登場する楽曲は除きました。...
View Article秋しげる&ビューティフルロマン「哀しみ通り」【東京】
〽思い出を お酒と一緒に 飲み干して 苦い涙を 流した わたし〽 俳優・コメディアンだった玉川良一氏作詞による、1984年発売の秋しげる&ビューティフルロマンの『哀しみ通り』。 玉川氏の様にコメディーリリーフ的な方が、この『哀しみ通り』の様なシリアスな作品を書かれるのを見ると、当時の芸能人の懐の深さというか、ギャップに感嘆せざるを得ません。...
View Article元・コロラティーノの川原弘作品・矢野憲一郎とアロー・ナイツ「夜の慕情」
〽帰らぬ人でも面影を忍ぶ そんな夜の町の灯は寂しい〽 以前紹介しました矢野憲一郎とアロー・ナイツ『想い出の長崎』。 そのB面に配された『夜の慕情』は、高橋勝とコロラティーノのメンバー、川原弘氏の作詞作曲という、同じ長崎のムードコーラス同士の繋がりを感じる1曲となります。...
View Article森雄二とサザンクロス「愛ある限り」
〽ああ ああ 肩を抱かれて ふるえ 愛ある限り もえる恋〽 サザンクロスのクラウン時代末期のシングル、『せめて聞かせて』のB面として収録された『愛ある限り』。 女歌ですが、歌詞カードには女性パート、男性パートに割り振りがされており、”この歌はデュエットでもお楽しみいただけます。”という案内が記載されていました。 この作品も『せめて聞かせて』同様、かなりあま~いムード歌謡となっております。...
View Article中川博之氏楽曲紹介149 真咲よう子,松原敬生「いつも側にいて」「むかし恋人いま他人」
〽霧が逢わせた夜だから 一分一秒大事にしたい〽 先頃物故された元・東海ラジオアナウンサー、松原敬生氏が1995年に真咲よう子氏とデュエットした曲、『いつも側にいて』。 本作品は、中川博之氏十八番とも言える、デュエットムード歌謡となります。 南郷達也氏によるアレンジも、ラテン風味の味付けが成されており、ムードも満点です。...
View Article小松おさむとダーク・フェローズ「一夜城ブルース」【神奈川】
〽ああ 恋し小田原 一夜城ブルース〽 以前、アローナイツ版の『一夜城ブルース』を紹介したことがありましたが、今回は本家『一夜城ブルース』、小松おさむとダーク・フェローズ盤を取り上げたいと思います。 時代を感じさせるギターサウンド、咽び泣くサックス、フルートやピアノの音色と、60年代らしいムード歌謡サウンドの味付けが何とも言えないダークフェローズの『一夜城ブルース』。...
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