〽こころ酔わせて 夜のピアノ〽
1967年発売の倍賞美津子氏のシングル『夜のピアノ』を、27年後の1994年に美川憲一氏がカバーしたのが画像のシングルとなります。
表題曲の『冬子のブルース』は、倍賞美津子氏と同じクラウンレコードから1967年リリースされた安井千代美氏のカバー。
つまり本シングルは1967年にリリースされた、初期クラウンに在籍していた女性シンガーの楽曲2曲を美川氏がカバーしたものとなります。
『夜のピアノ』は、オリジナル盤ではタンゴのリズムが印象的なアレンジに仕上がっていましたが、美川憲一バージョンはそのタンゴのリズムは廃し、流麗なサウンドとして蘇っています。
曲のたタイトル通り、アレンジにピアノは勿論使われていますが、倍賞美津子バージョンより厚みのある現代的なサウンドとなり、ストリングスの音色が相まって全体的に品のある、美川憲一氏らしさが出てる曲に仕上がっています。
歌詞はほんの少しだけオリジナル盤と異なる箇所がありますが、基本的には歌詞内容は同一なので、その世界観は一緒なのですが、アレンジや歌手が変わる事によって曲の持つ雰囲気がガラッと変わるのがよく判る良い一例です。
【CDデータ】
レコード会社:日本クラウン
レコード番号:CRDN-260
発売日:1994年11月21日
1.『冬子のブルース』
2.『冬子のブルース』(カラオケ)
3.『夜のピアノ』
4.『夜のピアノ』(カラオケ)
両曲共 作詞:星野哲郎 作曲:鏑木創 編曲:竜崎孝路
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