〽好きだと言えない 夕暮れよ
明日またねと 恋の城下町〽
鈴美保氏歌唱、『初恋祇園ばやし』という作品のB面に収録された、『恋の城下町』。
私の個人的ジャンルでは、”城下町もの”の王道と言った感が強い歌謡曲。
その流れを作ったのは、小柳ルミ子氏の『わたしの城下町』がその起源となるでしょうか。
以降この流れを汲む作品としては本作や、青江三奈氏の仙台を舞台にした『城下町』、三田まり子氏『倉敷の町』、なんかが思い起こされます。
これらの作品は、日本調のメロディラインが特徴的で、『恋の城下町』も和の雰囲気を強く感じる曲調で、どこか童歌の様な匂いもする楽曲です。
当時13歳前後の年齢だった鈴美保氏は、本作では高音の伸びやかな声を披露。
それが聴いていて大変心地良く感じ、歌唱に幼さはありますが、それが本作の世界観と見事に融合し、素晴らしい良作となっています。
【レコードデータ】
レコード会社:東芝EMI
レコード番号:04R-4071
発売日:1980(?)年?月?日
A面 『初恋祇園ばやし』
B面 『恋の城下町』
両面とも 作詞:高田ひろお 作曲:市川昭介 編曲:竹村次郎
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