〽男ごころは 流れブイよ
夢が切れたら 夢が切れたらそれっきり〽
クールファイブ調のムード歌謡、『あなた横浜わたしは神戸』。
本作は、(別れた?)横浜にいる男性を忘れようと、神戸に一人来た女性の悲嘆を歌った作品。
ただ、メジャー主体のメロディーで作られているので、悲壮感は影を潜めていますが、リードボーカルのややしゃくり上げる様な歌唱が、女性の切羽詰まった感情を表現されているようにも聴こえ、これが作品の世界観にリアリティを与えています。
B面は、『アディオス銀座』というA面とは作風が変わり、ラテン調のセンチな作品が収録。
どちらがこのバンドの色だったのか、少し個人的に気になる所です。
蛇足ですがこのラブ・ロマンスは、これがデビュー作だった様ですが、私は未だ2枚しかシングルを発見できておりません。
リーダーの南部直人氏は現在でもソロで歌手活動をされており、そのプロフィールを見る限り、このバンドでのリリースはやはり2枚のみ・・・。
このバンドでの活動期間は、結構短かったのかもしれません・・・。
ただこのデビュー盤は、山口洋子、平尾昌晃、竜崎孝路という当時の歌謡界のビッグネームによる作家陣で固められており、それなりに期待されたグループだったのかもしれない・・・(?)という事を窺わせてくれます。
レコード会社:コロムビアレコード
レコード番号:AA-177
発売日:1976年3月?日
A面 『あなた横浜わたしは神戸』
B面 『アディオス銀座』
両面とも 作詞:山口洋子 作曲:平尾昌晃 編曲:竜崎孝路
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