〽胸のすきまを 潮風が
右から左へ 吹き抜ける〽
ロス・プリモスの代表作の一つ、1968年の『城ケ崎ブルース』から18年後の1986年にその続編的な作品、『雨の城ケ崎』がリリースされました。
作家陣も作詞・星野哲郎、作曲・関野幾生と言った、『城ケ崎ブルース』と同じコンビを迎え、ロス・プリモス歌謡曲デビュー20周年に相応しい作品が登場しました。
リードボーカル・森聖二氏の、伸びやかな高音で歌い上げる歌唱が印象的だった、『城ケ崎ブルース』と比較するとこの『雨の城ケ崎』は、随分と落ち着いた印象で、円熟味を増した低音を聴かせる作風に仕上がっています。
それが曲全体に重厚な響きを聴取者に与えており、夜の世界を舞台にした世界観では無いものの、よりムーディーな大人の雰囲気をを醸し出しています。
どちらかと言えば、『城ケ崎ブルース』より本作、『雨の城ケ崎』の方がよりムード歌謡らしさを際立たせているかな、と個人的には思います。
【レコードデータ】
レコード会社:クラウンレコード
レコード番号:CWA-335
発売日:1986年1月21日
A面 『雨の城ケ崎』
B面 『湯の町慕情』
両面とも 作詞:星野哲郎 作曲:関野幾生 編曲:前田俊明
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