私の心情をタイトルにしたような曲ですが・・・。
この『ムードコーラス命です』(作詞:逢坂俊季 作編曲:伊戸のりお)は2003年にリリースされたエド山口氏と今は亡きシルビア氏のデュエットシングルCDです。
まあ、いわゆるパロディ曲・・・と言っても良いかもしれません。
デュエット曲なのですが、曲名通りちゃんとムードコーラスのような裏声を使ったコーラスが入っており、メロディもムードコーラスの楽曲によくあるマイナーコードのムーディなものになっております。
ムードコーラス好きのツボを押さえたような作りになっているのです。
歌詞はムードコーラスのヒットナンバーのタイトルがそこかしこに散りばめられており、これまたムードコーラス好きな人は思わずニヤリとするのではないかと思います。
以下はこの曲に出てくるムードコーラス楽曲のタイトルです。
1番・・・ 「雨の銀座」、「コモエスタ赤坂」、「ヘッドライト」、「ふりむかないで」、「ラブユー東京」、「知りすぎたのね」、「よせばいいのに」、「意気地なし」、「さようならは五つのひらがな」
2番・・・ 「小樽(のひとよ?)」、「新潟ブルース」、「夜の柳ケ瀬」、「旅路のひとよ」、「噂の女」、「宗右衛門町(ブルース)」、「神戸で別れて」、「泣きぼくろ」、「星降る街角」
3番・・・ 「夜の銀狐」、「それぞれの原宿」、「愛のふれあい」、「東京砂漠」、「銀座の恋の物語」、「君は心の妻だから」、「別れても好きな人」
実はもうこれだけでこの曲の歌詞をほぼそのまま書いてるようなものなんですが・・・。
2番と3番の間奏ではハッピー&ブルーの「よせばいいのに」のイントロっぽい感じになるのもミソです。
また、この曲の始めと終わりにあるキラーフレーズがムードコーラスの世界観を端的に表した歌詞になっており、なかなか良いのであります。
♪男と女 夜と酒 甘く切なく 酔わせてほしい ムードコーラス ムードコーラス イカせてよ♪
・・・とまあ、パロディとしては非常に良くできた楽曲だと思いますが、欲を言えばどうせならムードコーラスグループが歌ったら面白くなっただろうな~とも思いました。