メンバーの変遷に色々紆余曲折あった和田弘とマヒナスターズが、元のオリジナルメンバーとなって活動を再会した時代(1993年)にリリースされたシングルです。
『ふたりの盛岡』、『盛岡ブルース』の2曲は最近では森本英世氏のアルバムでカバーもされており、なかなかの隠れた名曲だと思います。
『ふたりの盛岡』
この曲は私が高校生の時、NHK-FMで平日昼間にやってた音楽番組で、「マヒナスターズ特集」が組まれており、そこでかかっていたのを聴いたのが最初でした。
それが確か秋の頃だったと思うのですが、この曲の典型的なマイナー調の「ムード歌謡コーラス」が季節柄ピタリと嵌り、ファルセットの佐々木敢一氏の唄声がさらに切なさを強調。
哀愁漂う雰囲気が増幅され初めて聴いた私は一気にこの曲に魅了されました。
ただ、歌詞の内容は盛岡市内をデートする男女の曲で決して別れ唄ではありません。
これまで私が聴いたマヒナの唄でも上位に位置するくらい好みの楽曲です。
『盛岡ブルース』
こちらは青江三奈氏のカバー曲になります。
オリジナルと比べるとソフトな軽いアレンジとなっており、スチールギターも入りマヒナらしさが出ているアレンジです。
青江Ver.は切羽詰まった情感あふれる感じの雰囲気なのですが、マヒナVer.は大変ゆったりとした歌い方で落ち着いて聴けます。(青江Ver.もそれはそれで良いのですが)
ちなみにジャケットのイラストはボーカルの三原さと志氏が手掛けられたものです。
【CDデータ】
レコード会社:ビクターエンタテインメント
CD番号:VIDL-10381
発売日:1993年8月21日
トラック1 『ふたりの盛岡』 作詞:つのかけよしこ 作曲:角掛芳克 編曲:竜崎孝路
トラック2 『盛岡ブルース』 作詞曲:つのかけ芳克 編曲:竜崎孝路